Organizations and members

組織・メンバー

金尾 英佑

京都大学大学院薬学研究科 助教
国立研究開発法人 医薬基盤健康栄養研究所 研究員 兼任

はかる

1992年広島県福山市生まれ。2020年京都大学大学院工学研究科材料化学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。2020年より京都大学大学院薬学研究科・助教,国立研究開発法人 医薬基盤健康栄養研究所研究員兼任。2021年度クロマトグラフィー科学会奨励賞受賞。

研究分野

分析化学,材料化学(弱い相互作用を駆使した新規分子認識材料の開発)

生体微粒子のサブクラス分離と機能追求

生体微粒子のための新規分離場の開発と分離された生体微粒子の機能を解明します。

代表的な論文
Kanao, E.; Wada, S.; Nishida, H.; Kubo T.; Tanigawa, T.; Imami, K.; Shimoda, A.; Umezaki, K.; Sasaki, Y.;  Akiyoshi, K.; Adachi, J.; Otsuka, K.; Ishihama, Y. Classification of Extracellular Vesicles Based on Surface Glycan Structures by Spongy-like Separation Media. Anal. Chem. 202294, 18023. DOI: 10.1021/acs.analchem.2c04391

弱い相互作用によるH/D同位体分離機構の解明

H/D同位体が示す分子間相互作用の強弱を解明し,H/D同位体の高分離能分析を目指します。

代表的な論文
Kanao, E.; Kubo, T.; Naito, T.; Sano, T.; Yan, M. Tanaka, N.; Otsuka, K. Tunable Liquid Chromatographic Separation of H/D Isotopologues Enabled by Aromatic π Interactions. Anal. Chem. 2020, 92, 4065. DOI: 10.1021/acs.analchem.9b05672

ナノ材料を固定相に持つ液体クロマトグラフィー用分離剤の開発

ナノ材料の発現する特異的な分子間相互作用を駆動力とした新しい分子認識空間の創成に挑戦します。

代表的な論文
Kanao, E.; Morinaga, T.; Kubo, T.; Naito, T.; Matsumoto, T.; Sano, T.; Maki, H.; Yan, M.; Otsuka, K. Separation of halogenated benzenes enabled by investigation of halogen–π interactions with carbon materials. Chem. Sci. 2020, 11, 409. DOI: 10.1039/C9SC04906A

モレキュラーインプリンティングによる生体分子認識材料の開発

分子の形状を記憶した人工分子認識高分子材料を開発し,選択性の高いバイオセンサーや分離・濃縮剤へと応用しています。

代表的な論文
Kubo, T.; Watanabe, N.; Liu, C.; Ikari, S.; Kanao, E.; Naito, T.; Sano, T.; Otsuka, K. Fluorescent Detection of the Target Protein via a Molecularly Imprinted Hydrogel. Anal. Method. 2021, 13, 3038. DOI: 10.1039/D0AY02341H

連絡先

〒606-8501 京都府京都市左京区吉田下阿達町46-29
京都大学薬学部キャンパスA303
Mail kanao.eisuke.7s@kyoto-u.ac.jp

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